2017年10月5日、カズオイシグロさんがノーベル文学賞を受賞しましたが、皆さんはカズオイシグロさんのことは知っていたでしょうか。
カズオイシグロさんは、イギリス在住の日系イギリス人の作家です。
村上春樹(むらかみはるき)さんのノーベル文学賞受賞が期待されていましたが、同じ日本人のカズオイシグロさんの受賞にビックリされた方がほとんどだったと思います。
実は、カズオイシグロさんと村上春樹さんは、お互いを認め合っている間柄だそうですから、村上春樹さんも喜んでいるのではないでしょうか。
この記事では、ノーベル文学賞を受賞したカズオイシグロさんはどんな人なのかを、出身地・国籍・日本語・学歴(出身大学)等経歴、家族、妻(嫁)はどんな人で、子供はいるのか、両親(父親・母親)はどんな人なのか、小説・映画化作品についてご紹介することによって、明らかにしたいと思います。
1.カズオ・イシグロの出身地・国籍・日本語・年齢・学歴(出身大学)等プロフィール及び経歴とは?
名前:カズオ・イシグロ
日本名:石黒一雄
生年月日:1954年11月8日(現在の年齢:62歳)
国籍:イギリス
学歴
出身大学:ケント大学(英文学科)
出身大学院:イースト・アングリア大学大学院(創作学科)
受賞歴
1982年 王立文学協会賞(デビュー作『遠い山なみの光』)
1986年 ウィットブレッド賞(第2作『浮世の画家』)
1995年 大英帝国勲章(オフィサー)
1998年 フランス芸術文化勲章
2017年 ノーベル文学賞
(1)カズオイシグロの国籍は?日本語は喋れるの?
カズオイシグロさんは、日本の長崎県長崎市で生まれ、5歳まで日本に住んでいたことから、日本国籍を有していました。
イギリスに移住後、20歳になってからも日本国籍を有していたカズオイシグロさんは、日本では二重国籍が禁止されていたため、27歳だった1982年にイギリスに帰化しています。
カズオイシグロさんは両親が日本人であることから日本人ですが、5歳までしか日本にいなかったため、日本語を話すことがほとんどできないそうです。
ただ、母親の静子さんとは、日本語で会話することがあるそうです。
2.カズオイシグロは日本生まれ、イギリス育ちの日系イギリス人!!
カズオイシグロさんは長崎県長崎市新中川町で、海洋学者の父親・石黒鎮雄さんと母親・静子さんの日本人の両親の間に生まれています。
カズオイシグロさんは、地元・長崎市内の桜ヶ丘幼稚園(既に閉園している)に通っていましたが、5歳の時、父親の仕事の関係で、イギリスに移住しています。
イギリスのサリー州・ギルドフォードに移住したガズオイシグロさんは、地元の小学校・グラマースクール(日本の中学校・高校)を卒業後、ケント大学英文学科、イースト・アングリア大学大学院創作学科に進学し、小説を書き始めたそうです。
3.カズオイシグロの家族、妻(嫁)はどんな人?子供はいるの?両親(父親・母親)はどんな人?
(1)カズオイシグロの妻(嫁)はどんな人?子供はいるの?
カズオイシグロさんは、1986年に現在の妻で、イギリス人のローナ・アン・マクドゥーガルさんと結婚しています。
ということは、昨年結婚30周年を迎えたということですね。
1年遅れになりましたが、カズオ・イシグロさんのノーベル文学賞受賞は、良いお祝いになったのではないでしょうか。
カズオイシグロさんと妻・ローナ・アン・マクドゥーガルさんの出会いは、2人がホームレスの支援団体で働いていたときだったそうです。
そんなカズオイシグロさんと妻・ローナ・アン・マクドゥーガルさんの間には、子供が1人います。
その子供とは、娘さんで名前をナオミさんといい、現在25歳だそうです。
ナオミさんは現在、大学院生で、父親のカズオイシグロさんと同じイースト・アングリア大学大学院に通っているそうです。
(2)カズオイシグロの両親(父親・母親)はどんな人?
カズオイシグロさんの両親は日本人で、海洋学者の父親・石黒鎮雄さんと母親・静子さんです。
1960年、カズオイシグロさんがイギリスに移住したのは、海洋学者だった父親・石黒鎮雄さんがイギリス政府から国立海洋学研究所に招致されたからだそうです。
その後、父親・石黒鎮雄さんは北海で油田調査を行っていたそうですから、大変優秀な学者だったと思われます。
カズオイシグロさんご一家は、もともと1,2年のつもりで、イギリスに渡ったそうですから、根っからの日本人だった母親・静子さんは、苦労したのではないでしょうか。
そんなカズオイシグロさんの海洋学者だった父親・石黒鎮雄さんは、既に亡くなっています。
一方、母親・静子さんは現在91歳と高齢ですが、現在もご健在のようです。
4.カズオイシグロの小説・映画化作品とは?
デビュー作『遠い山なみの光』1982年 王立文学協会賞を受賞
第2作『浮世の画家』1986年 ウィットブレッド賞を受賞
第3作『日の名残り』1989年 ブッカー賞を受賞(1993年、英米合作で映画化)
第4作『充たされざる者』1995年
第5作『わたしたちが孤児だったころ』2000年
第6作『わたしを離さないで』2005年 ブッカー賞の最終候補(映画化・舞台化される)
この作品は、日本でもドラマ化され、女優の綾瀬はるか(あやせはるか)さんが主演を務め、2016年1~3月に放送されました。
第7作『忘れられた巨人』2015年
5.まとめ
この記事では、ノーベル文学賞を受賞したカズオイシグロさんはどんな人なのかを、出身地・国籍・日本語・学歴(出身大学)等経歴、家族、妻(嫁)はどんな人で、子供はいるのか、両親(父親・母親)はどんな人か、小説・映画化作品についてご紹介することによって、明らかにしてきました。
ノーベル賞の賞金は、なんと1億2,400万円だそうです。
すごいですよね。
ノーベル文学賞を受賞したことで、カズオイシグロさんの小説は世界中で、爆発的に売れることになるでしょうから、更に収入も増えると思います。
ただ、日本では、村上春樹さんの知名度に比べると、カズオイシグロさんはあまり知られていません。
しかし、今回のノーベル文学賞の受賞を機に、多くの日本人がカズオイシグロさんの小説を読むようになるのではないでしょうか。
カズオイシグロさんの今後更なるご活躍を期待しています。